UK Music Video AwardsでSourの「日々の音色」がBest budget videoを受賞

UK Music Video AwardsでSourの「日々の音色」がBest budget videoを受賞UK Music Video Awardsが、10月に発表されました。しばらく前のニュースで、この賞の存在自体は覚えていたのですが、受賞のチェックをすっかり忘れていました。

UK Music Video Awards 2010

UK Music Video Awards 2010

この賞は、2008年度から開設された、割と新しい賞のようです。
また、各賞の受賞ムービーは、こちらのサイトでまとめられています。
〈UK Music Video Award 2010〉が発表

そんな中、個人的に注目したいのが、Best budget video部門のウイナーとなった、日本のSourの「日々の音色」です。

あまり英語は得意ではありませんが、Best budget videoは、割安なビデオ、という意味合いでしょうか。他の賞に較べたら、やや見劣りがしそうな気もしますが、OK GOやJay-z、Plan Bに並んだと考えると、もっと評価されるべきだと思います。
それなのに、日本ではあまり話題になっていないようで、とても寂しく思います(Barksでも記事はありませんでした)。

また、この「日々の音色」ですが、今年の2月に国立新美術館で開催された『文化庁メディア芸術祭』で、壁一面に投影されたバージョンで見ることが出来ました。いわば、日本国のお墨付きが付いた作品なのだから、もっとアピールして欲しいですよねー。

経済産業省が『クールジャパン』と銘打って、コンテンツ産業を世界へ輸出するよう努力していますが、こういった実績あるものをもっと取り上げるべきだと思います。

経済産業省の『クールジャパン』戦略

この『クールジャパン』について、内閣府が制作したPDFを読んだのですが、大きな戦略はあるものの、具体的な戦術が見えず、どうやってコンテンツの拡大を行うのかイメージは湧きませんでした。

日本ブランド戦略(PDFファイル)

以前、海外相手にエンタメ関連の商売をしていたことがあるのですが、事実、海外で日本のコンテンツは受け入れられています。ただ、例えばディズニーやハリウッドと比べると、それらはマニアやコアなファンと言った極一部の中での事だった気がします。

日本のマンガ、アニメ、ゲームを前面に押し出していこうといくのはわかりますし、言語や習慣を無視してハリウッドと比較するのもナンセンスだと思います。
ただ、こちらから一方的にコンテンツを流すだけでは、これまで以上の効果を生むのは難しいのじゃないかと。まずは、需要と受容を作り出す方法を考え、しっかりと土壌を用意することから考えなければならないと思います。

J-POPをJ-POPとして受容させる

例えば、日本でも世界各国の音楽がラジオで放送されたりCDも発売されていますが、ほとんどが民族音楽の要素を持ったものです。

アフリカの民族音楽は紹介されますが、アフリカのアーティストがアフリカで発表しているR&Bは、ほとんど紹介されることはありません。

※一例として、ラゴス出身のC-monのビデオです

日本を例にして考えると、津軽三味線の音楽はワールドミュージックとして世界に紹介されるけれど、宇多田ヒカルがR&Bとして売れるかどうかは、現時点ではどうかなーという気がします。

そして、だからこそ、これまでとは違った新しい取り組みが、求められるのだと思います。