ブルーズの歴史

何年にブルーズが完成した、というのは定義しにくいのですが、元々アフリカ大陸から連れてこられたアメリカンアフリカンの音楽が基になっているので、大体19世紀末から20世紀初頭に形作られたと言えます。また、1903年、W.C.ハンディという人物がブルーズを耳にし、それを楽譜に起こし世間に知られるようになりました。そこで、1903年をブルーズの年と定める運動があったので、1903年にブルーズが誕生したと言えるのかもしれません。

その後、1920年にMamie Smith(マミー・スミス)という女性歌手により、初のブルーズのレコードが録音されました。曲は”That thing called love”という曲なのですが、聞いた感じではブルーズというよりジャズの要素が強い曲です。

これは、ティン・パン・アレーの黒人作曲家、ペリー・ブラッドフォードの発案でした。そして、続く”Crazy Blues”が大ヒットを記録したのです。

こちらの曲も、いわゆるブルーズの型式はとられておらず、やはりジャズ寄りなサウンドです。ですが、この曲は定価1ドルで販売されましたが、最初の一ヵ月で7万5000枚を売ったそうです。このことが、黒人向けのレコード市場の需要を明らかにし、そしてこの結果を受けて、黒人音楽家の録音の活発化につながりました。(湯川新『ブルース』p.13)

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