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クリエイターは、自分の作品に誇りを持って。

先日、このツイートを目にして、昔の自分を思い出しました。これからデザイナーやクリエイターを目指している人に、忘れないで欲しいことを伝えたいと思います。

ぜひ、元のツイートを読んで欲しいのですが、とくに2つ目の『自分のアイデアを笑うこと』は、絶対に覚えて欲しいなあと思っています。

これは自分の話なのですが、昔、お客さんに作ったものを見せるとき、『まだまだ、未完成のものなんですけど。。。』なんて言いながら見せていたんですよね。もちろん、お客さんの確認を取れていないので、未完成なのは当たり前なのですが、それ以上に、お客さんに気に入られなかったときのために、無意識に予防線を張っていたんだと思います。

もちろん、お客さんに見せる以上、それなりのクオリティはありましたが、やっぱり実際に見せた時に、どうなるのかわからないものです。今から考えると、そういった怖さがあったんでしょうね。

そして、『なぜこの発言がだめなのか』ですが、元ツイートにあるように、想像の世界から現実に戻されることもあると思います。ただ、わたしがもしクライアントの立場で、デザイナーやディレクター、プログラマーが『未完成なんですけど。。。』なんて言いながら見せてくたら、『馬鹿にしているのではないか』というように感じます。だって、未完成と知りつつ、見せているのですから。
そして、万が一、照れ隠しではなくて、本当に未完成だと思いながら見せるのなら、それは相手の時間を奪っていることにもなります。

だからといって、自分の作品に絶対の自信を持つ必要はないですし、それは自信ではなく過信だと思いますが、お客さんに対してては、堂々と見せるべきだと思います。

あと、クリエイティブ系の求人に初めて応募する人にとっては、ポートフォリオを面接で見せる行為は、初めて「プロ」に見てもらう経験になると思います。そうなると、やっぱり恥ずかしさもあって、ネガティブな発言をしてしまうかもしれません。ですが、面接官も未経験というのは知っているはずなので、おそらく作品の完成度よりも、『ポートフォリオとしての完成度』を見るような気がします。きちんと準備してきた方にとっては、おそらく自分の出来る限りのポートフォリオのはずなので、決して卑下することなく、しっかりと自信を持って提出してください。

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ss

音楽関連のディストリビューション、Webディレクターとして働いてきました。最近は、もっとコーディングしたいなあと思っております。