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デジハリの思い出

プログラミングのスキルを学ぶため、市販の書籍ではなく、プログラミングスクールに通う人が増えています。そのせいか、通学、オンラインに限らず、そういったスクールがかなり増えていますね。

プログラミングスクールに比べると知名度は小さいかもしれませんが、デザインを学べるスクールも増えてきました。こちらも、通学、オンラインの両方があるのですが、デザイン系のスクールというと、たぶんデジハリ、デジタルハリウッドが一番有名だと思います。

そんなデジハリに、わたしも通っていた経験があります。そこで、「スクールってどうなんだろう」と思っている人に向けて、自分の体験談をまとめてみたので、迷っている人がいらっしゃったら、ぜひ参考にしてください。

メリット

制作環境が整っている

まず、一番目のメリットは、制作環境が整えられていることです。もちろん、パソコンやソフトは自分でも購入できますが、『デザイン制作に、どれくらいのスペックが必要なのだろう』、『WindowsやMac、どちらがいいのだろう』と迷っている方にとっては、目安の一つになると思います。

あと、わたしが通っていたときは、「最低限必要なスペック」ではなく、「快適に制作ができるスペック」でした。ですので、実際に自分で制作環境を用意するときは、デジハリで使われているパソコンほどのスペックは、必要ないと思います。

きちんとしたカリキュラムがある

二番目のメリットが、しっかりとしたカリキュラムがあることです。最初の方でふれたように、デジハリには、20年以上の運営実績があります。なので、学習内容にも、それなりの蓄積があります。今はどうかわかりませんが、わたしが通っていたときは、オリジナルのテキストを使って勉強していました。

デメリット

授業料が高い

次に、デメリットについてですが、まずはけっこう高めな授業料です。半年間で、だいたい50万円くらい。私立大学の文系くらいの金額ですね。分割払いもできますが、「チョット興味がある」くらいだと、なかなか申し込みは難しいですね。
デジハリが用意している他のカリキュラムや、オンラインでの講座だと、もっと安価なものもありますが、それでも安くはないと思います。

スピードが速い

これは、カリキュラムがしっかりしていることとも関係ありますが、決まった期間内で、クリエイティブ系で働くための知識やスキルを学習する必要があります。ですので、必然的に授業のスピードは速くなります。

デジハリのサイトでは、初心者の方でもOKと書かれていますが、きちんと授業を理解するためには

  • 基本的なPCスキル(文字入力、ファイルの管理、ソフトの起動・終了など)
  • WordやExcelでも構わないので、ソフトを操作するスキル

最低限、このスキルは必須だと思います。

また、カリキュラムの内容を理解するには、HTMLやCSSの基礎について書かれた書籍を、一冊くらい読んでみてから、受講した方が良いと思います。

授業を受けたら転職できる訳ではない

デジハリに通ったり授業を受講している人には、就活関連のサポート(応募書類やポートフォリオのチェック)があるはずです。でも、一番大事なのは、クリエイティブのスキルです。ですので、休まず通ったからといって、制作系の会社に入社できる保証はありません。
あと、いくら専門学校で学んだといっても、経験者とは言えないです。というのも、課題として作る作業と仕事して作る作業を比べると、仕事として作る方が完成度も求められますし、プレッシャーも強くなります。

どういった人に向いているか

デジハリについて、こんなメリットやデメリットがありますが、それではデジハリに向いているのは、どんな人でしょうか。

基礎のある人

まず、ある程度の基礎があって、スキルアップを目指している人です。

デメリットで伝えたように、授業のスピードはかなり速めだと思います。ですので、まったくの初心者にはオススメできないのですが、これまで趣味でHTMLやCSSを触ったことがある人や、サイトの運営に携わった経験があって、更なるスキルアップを目指したい、HTMLやCSS制作の仕事に就いてみたい、そういった人なら、うまく活用できると思います。

勉強する充分な時間があって、意思が強い人

どれだけ頑張ったとしても、一回ですべての内容を理解するのは、かなりしんどいと思います。ですので、デジハリで覚えた内容を自分で復習する時間が必要となります。なので、例えば退職して時間があるとか、フルタイムではなく、アルバイトで生活しているといった人というように、ちょっと時間に余裕がある人の方が向いていると思います。

もちろん、働いている人だと無理という訳ではありませんが、もしクリエイティブ系への転職を考えていて、働きながらスキルを身につけようと考えている方は、強い気持ちをもって頑張ってください。

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音楽関連のディストリビューション、Webディレクターとして働いてきました。最近は、もっとコーディングしたいなあと思っております。