アイルランド出身、Young Wonderは要チェックアーティストです!
アイルランド出身、Ian RingとRachel Keomanのユニット、”Young Wonder”の”To You”を聴きましたが、これは要チェックの曲です!
Qeticの記事から引用すると、アイルランドのクリエイティブ集団、FEEL GOOD LOSTが初めてプロデュースする二人組のユニットで、Ian Ring(イアン・リング)がトラックメイク、Rachel Keoman(レイチェル・ケオマン)がボーカルを担当しているそうです。
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彼らの”To You”を聴いてみると、ジャンルとしてはEDM系に分けられると思うのですが、それほどダンス要素は強くなく、アンビエントとダブステップが融合したサウンドの様に聞こえます。あと、フィドルとバグパイプの音をサンプリングし、とてもエキゾチックなサウンドです。とはいえ、普通民族楽器のサンプリングを使うと、一種の飛び道具のように聞こえるのですが、このトラックでは違和感なく混じり合ったように聞こえます。
また、Rachelのボーカルは、一聴してビョークの影響を受けているのはわかりますが、流石に彼女ほどの存在感は出せていません。とはいえ、情熱的な歌い方で、個人的には好きな部類に入ります。
男性と女性のユニットというと、UK出身のThe Ting Tingsを思い浮かべる方が多いと思いますが、彼らのようなポップさは少なく、逆に内省的な要素が多いと思います。そのような点から、弾けて踊りまくるというより、じっくり聞いて味わう作品と呼べると思います。
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それにしても、ヨーロッパ発の作品は、どうしてこんなに寂寥感というか、もの悲しい気分にさせるものが多いのでしょうか。
PVや歌詞を見ると、幼い子供が亡くなり、その葬儀をテーマとしているようで、勿論フィクションの要素が多分にあると思いますが、それでも胸にグッとくるものがあります。