Entertainment Lounge

  • 音楽
  • ラグタイムとスコット・ジョプリン

ラグタイムとスコット・ジョプリン

「ジャズ」と聞けば、多くの人はそれっぽいサウンドだったり、有名アーティストが頭に浮かぶと思う。
でも、「ラグタイム」となると、どうだろうか。どんな音楽か思い浮かばなかったり、もしかしたら音楽ジャンルとして知らない人も多いかもしれない。
確かに、ラグタイムが流行った時期は短いのだけれど、後のジャズにつながる音楽でもあるので、もっと知られて欲しいと思う。

ラグタイムは、19世紀の終わりから20世紀の始めにかけて、アメリカで発展した音楽ジャンルである。
よく、ラグタイムは黒人音楽から現れたと言われる。もちろん黒人音楽の影響を受けているのは間違いないけれど、個人的は、クラシック音楽やカントリー音楽の影響も、多分に受けていると思う。
例えば、コード進行もクラシックの進行だし、全体の雰囲気はカントリー音楽のような、軽やかな雰囲気を感じる。

流行った時代が短いせいで、ラグタイムの作曲家は少ないのだけれど、一人あげるとしたらスコット・ジョプリンだろう。ジョプリン=ラグタイムと言ってもいいかもしれない。そんなジョプリンの有名曲というと、やっぱり「The Entertainer」だろう。この「The Entertainer」は、『映画「スティング」の主題歌として有名』と紹介されることが多いが、曲を聞けば必ず知っているはず。ジョプリンは1917年に亡くなっており、既に著作権は切れているので、よく動画のBGMにも使われている。
ただ、今回紹介したいのは、ジョプリン作曲の「Maple Leaf Rag」。こちらもよくBGMで使われるので、聞いたことがある人も多いはず。

ジョプリンは、先ほど触れたとおり、1917年に49歳で亡くなっている。なので、本人の演奏は残されていないのだが、もう少し長生きできていれば、自作自演の録音を残せたかもしれない。

Share on

ss | プロフィール画像
ss

音楽関連のディストリビューション、Webディレクターとして働いてきました。最近は、もっとコーディングしたいなあと思っております。