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君島大空『no public sounds』

2023年9月27日リリース、君島大空『no public sounds』を聞く。が、少なくとも自分には合わなかった。
もともと、ラジオで聞いた『向こう髪』で存在を知ったのだが、ガットギターとファルセットの歌声が印象的で、あまり聞かないサウンドだったこともあり、ミニアルバムを購入。2021年のリリースだったが、繰り返し聞いていた記憶がある。

そして、2023年1月に初めてのフルアルバムをリリースし、9月に早くもセカンドアルバムのリリース。今回聞いたのは、そのアルバムになる。

一通り聞いたのだが、どの曲もワンパターンに感じた。細かな違いはあるけれど、基本的に「ノイジーなギターと裏声」。また、歌声に関しても、か細く、言葉を聞きとることができなかった。わざとなのかもしれないが、歌声が後ろに聞こえるようにミキシングされており、余計聞きづらくなっている気がする。

ただ、ファルセットがだめな訳ではなくて、例えば、同じく9月にリリースされたKing Gnu『硝子窓』も、ほとんどファルセットで歌われているが、表現力という点では、King Gnuの方がずっと上だと思う。

歌声を聞いて思うのだが、しっかりとボーカルトレーニングをした方が、声の表現力が広がると思う。あと、ギタリストに徹して、ゲストボーカルを迎えたり、他の歌手の作品に参加するなどしてみるのも、表現の幅が広げる一助になるのではないだろうか。

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ss

音楽関連のディストリビューション、Webディレクターとして働いてきました。最近は、もっとコーディングしたいなあと思っております。